現状から取り残されないという工夫をしております。 じゃあ陸にいる時と同じような通信のシステムが使えるようになっているわけですか。 あちらが豪華大型クルーザーならば、こちらは世界最小のヨット、堀江健一さんのマーメイド号です。 本当にちっちゃいヨットなんですよ。堀江健一さんご自身のお話を伺います。すごい小さいヨットですね。 皆さんそう言われるんですけれど、また僕のサイズにぴったりじゃないかとも言われているんですけれど。 このヨットで太平洋横断にまた挑戦するということなんですけれど、どうなんでしょうか。できるんですか? 最初のヨットも小さかったんですけれど、このヨットはもっと小さいわけですけれど、小さいと言っても結構人間も二人も休めますし、食料もしっかり詰めますから、きっといけるんじゃないかなと思っていますけど。 でもここでこんなぐらぐら揺れていますと、ちょっと心配な感じもありますね。 そうですね。全長がたったの2.8メートルということなんですけれど、機能はどうなっているんでしょうか。 やはりこれは普通のヨットと同じで、ここにマストがあって、風で風を受けて進んでいくという原理においては、どんな大型のヨットとも変わらないのが一緒ですね。 なんかこの天井のところを見ると、なんか変わったものがついてますね。 これは太陽電池で、これで発電しながら、公開中の無線の電気とかですね、そういう生活の電気をまかなう予定なんです。 まあ生活の電気と言っても、ご飯を炊いたりするのはガスコンロなんですけれど、それ以外はみんなこの電気でということなんです。 ソーラーデンチなんですか。最新のハイテクがぎっしり詰まっているわけなんですね。 やっぱりでも太平洋って言ったら広いと思うんですが、水なんかはどうするんでしょうか。 海水から真水を作るという、要するに製造しながら今回を続けていく予定なわけです。 その他に機能として目当たらしいところはどうなっていますか。 目当たらしいものは特にないんですけれど、今回はもちろん太陽の位置を測るのは6分岐で、つなじま太陽と水平線の角度を測ってですね、それから計算して自分の位置を出してたわけですけれど。 もちろんそれはサバイバリオとしては今回も用意するわけですけれど、基本的には電波広報器、ロランシーというのがあって、それは電源、この太陽電池で起こした電気で持って、それにスイッチを入れるとですね、現在地が移動系統で現れてくるという便利なものがあるわけです。 それはもちろんこのヨットだけだと他のヨットも全部同じように積んでいる、既製品なんですけれど。 でも太平洋でね、本当に迷子になったら大変ですもんね。 そう、水平線が見えないのがほとんどですから、水平線が見えなくても場所は全く同じとは言えませんからね、国々変化しているわけですから、その正確な位置を把握するということは公開とってとっても大事なことですからね。 僕の最初の、例えば27年前の太平洋一人ぼっちのヨットですと、全長が5.8メートルで、これは約半分の2.8メートルだけで、大きく違うのはサイズなんですけれど、 ただあとはですね、このまま見ていただいたときの高さとかですね、幅とかいうのは従来のヨットとそんなには変わらないと思うわけですね。 ですから明らかに違うのは、この全長が短いと。全長が短いのね、幅が1,2万あるということは、ずんぐりむっくりだということになるわけなんですけどね。 期間はどのぐらいかけていかれるんでしょうか? だいたい3.5か月で100日少々と予定しているわけです。 ずいぶん長いですよね。やっぱり危険を犯して太平洋を横断する意味っていうのはどんなところなんでしょうか? 特に危険があるとは思ってないんですけれど、やはりヨットも僕は高校時代からクラブ活動、その後スポーツとしてやってきてますので、 できるだけハートルの高いところをですね、どれだけいけるかというのがスポーツの原点だと思っているわけです。 さて、こちらは水槽に浮かぶちょっと奇妙な船。 実はこれはある実験、何かというと超電動を使って船を動かしているのです。 ご覧ください。この船にはスクリューもプロペラもありません。 したがってエンジンもないのです。 皆さんはフレミングの左手の法則を思い出してください。 左手の親指、人差し指、中指がそれぞれ直角になるように立ててみます。 人差し指の方向に磁場を作り、中指の方向に電流を流すと、親指の方向に電磁力が生まれます。 この電磁力を利用して船を動かすのです。 この磁場を作り出すのに、今注目を集めている超電動を利用するのです。 ニオブとチタンの合金の電線を作り、これをヘリウムという温度の低い液体につけると超電動現象が生じます。 これをコイル状を渦巻き状に巻きますと磁場ができるのです。 しかも超電動線ですと直径が1ミリという細い線が作れ、コイルの巻き数も多く取れますから、電流もたくさん流すことができるのです。 非常に大きい、想像以上の磁場が得られます。そこに強力な力が生まれます。 揺れないことはもちろん、騒音もない、早く走れる船ができる。まさに船の夢を実現した夢の船が、もう間もなく出現するのです。 第9回、歌王名人大賞。大賞は足上がりの助さんに決定しました。感動の受賞式と、これまでの大賞受賞者総室演でお送りする、第9回歌王名人大賞。 今夜9時。 行くぞ! あの徳川先生が帰ってきた! しかいますか? しかいません。 夕の助は今今日こそ、愛の嵐と地元でビンビンボウも復活!4月3日夜9時スタート! 教師ビンビン物語2! 死の影が忍び寄る、シンガポールのハネムーン。新番組ランポ賞作家サスペンス春のスペシャル、闇の中から。4月3日月曜日夜10時33分放送。どうぞお楽しみに。 21世紀はいよいよ人類が海へ向かって乗り出していく世紀。海の世紀、船の世紀と言われているけれども、もうそれに向かって準備がどんどんできているという感じだよね。 すごいですよね。藤丸はね。でもマーメイドはあんなにちっちゃくて頼りなさそうですけどね。もうすごいね、最新の機械が積んであるから、全然心配ないということなんですよ。 それにね、揺れない船は乗り心地はいいとは言えないですけどね。でも目的に応じてヘリポートにするとか、その部分だけ使ったらすごくいいんじゃないかなと思いました。 なるほどね。海の上だけじゃなくて海と空と繋がって、あるいは海の上と海底と繋がってばーっと広がっていくかもしれないよね、海の使い方がね。 でもね、楽しいなと思ったのはね、昔ね、船乗りたちは星と風と波をたよりにして公開してたわけだよね。それがまたぐるっとひと回りして人工衛星という星を使うようになった。 これから波の使い方、風の使い方、どんな風にしていくんだろう、それを想像すると楽しいよね。 そうですね。 それじゃあまた来週。ごきげんよう。さようなら。 はい。子どもの人権100等番です。 ボランティアで子どもの悩みの相談を受けている人たちがいます。 でも本当は、もっと身近な人が聞いてあげるのがいいんでしょうけれど。 公共広告機構です。 壊れたおもちゃのように、ペットを捨てる人が増えています。小さくても大切な命。 こっち。 国際スポーツフェア事務局まで パリを漂流する人々 モダンズ 本屋7時 さあ、行こうよ。 はい。開けろ。 開けろ。 開けろ。 海にチャレンジしてみませんか。 富士テレビアルゴノーツダイビングスクール。 ライセンスはBSSCよ。 89、春のビッグフェスティバル。 大人顔負けの子どもたちが東武動物公園に大集合。 中国少年少女曲が歌っています。 そしてビックリドッキリバラエティマジックショー。 春の東武は盛りだくさん。 東、両、ペルシア、奈良。 1200年の時を越え、シルクロードに咲いた幻の花。 第三祭典、絶賛開催中。 アレイナディヴェローナ。 アイアン。 ついにやってくる、イタリアグランドオペラの花。 アレイナディヴェローナ。 アイアン。 東京公園。 せいさん、行ってくる。 頑張ってね。 あとは天に任せるさ。 それでいいね。緊張してダメよ。 忘れ物はないわね。 うん。 お兄ちゃん。 うん。 お兄ちゃん。 はい。 三人で昨日、八丸様に言ってもらってきたの。 お兄ちゃん、僕たちもついてるからね。 サンキュー。これで四人で来た。 さあ、こちら送れるわよ。 頑張ってね、お兄ちゃん。 頑張ってね。 落ち着いてね。 大丈夫だよ。お前じゃないんだから。 え?ニャーゲンジにやるの? ああ、昨日はミエちゃん来なかったけど、 みんなで朝、長島先生が、 学校やめないように頼みに行くことになったんだ。 ほら、留学反対? ミエちゃんも一緒に行こう? 私は嫌よ。 じゃあ、ミエちゃんは本当に長島先生がイギリスに行っちゃって、いいの? だからそれは、寂しいけど、 長島先生のために我慢しなくちゃいけないことなの。 でも、僕はやっぱり六年生になっても、 長島先生に教えてもらいたいんだ。 ごめん、ミエちゃん。 先生! 先生! 待って、待って! 先生!先生!先生!先生! 何だ、お前たち。 先生、学校やめないでください。 先生、行かないでください。 先生、行かないでください。 先生、行かないでください。 来年も俺たちで教えてください。 お願いします。 先生、行かないでください。 やめろ、やめろ、やめろ。 まだ行くって決めたわけじゃないんだから。 楽しそう、学校。 楽しそう。 ほら、ほら。 先生!先生!先生! なんだ? あら、どういうことだ? 知らないんですか、お将さん。 何を。 何も言ってないんだ、長島君。 聞いてない。 留学の話も? 留学? 長島君、片積りの研究で、 イギリスのリバティ研究所から 最優秀賞もらったでしょ? もちろん、それは知ってる。 あの受賞には、3年間の イギリス留学が条件として付いてたんです。 3年間の留学? 私はそんなこと聞いてとらん。 だから、長島君、 受賞すべきかどうか、悩んじゃってるんです。 きしから! そんな大事なことを、なぜ、 なぜ私に言わぬのだ! お、お、お、大丈夫ですか? 大丈夫。 超ええのやつ! なんだなんだ、お前たち。 じゃみんな宿題忘れたのか。 先生、言葉に気をつけてください。 先生、僕たちは教えたんじゃありません。 やってこなかったんです。 なんだって? 私たち、やる気がしなくなったんです。 そうです。先生がいなくなるって聞いたら、 勉強する気がしなくなっちゃったんです。 俺も。 僕も。俺も同じです。 先生、行かないでください。 先生、行かないでください。 分かった分かった。 だから、まだ行くって決めたわけじゃないって、 言ったじゃないか。 みえ。 はい。 お前は? お前はやってきたのか? いえね。そんな、私は。 みえはやってこなかったんじゃなくて、 いつもの通り忘れたんです。 そうです。 でも、先生をイギリスに貸したくないからといって、 みんなで宿題をさべるなんて、 私は絶対によくないと思います。 なんだよ、偉そうに。 自分が宿題忘れてきたくせに、 僕は言うよな。 何よ。 ほら、静かに静かに。 とにかく、お前たちは全員宿題はやってこなかった。 罰として、放課後宿題をやった後、 全員で校内掃除してから帰ること。いいな。 ええ。 分かったな。 長衛。 お将さん。 おじいちゃん。 お前って奴は、自分勝手に高等生取るべいいと思っているのか。 ちょっと、ここは学校だ、教室だよ。 なぜ、お前は中学のこと、私に話さんのだ。 いかん。 絶対に許さん。 私は男子とお前をイギリスになんと行かせんからな。 イェーイ。 おじいちゃん、まるでお前、 出て来て、出て来て。 おじいちゃん、なんてことしてくれるんだよ。 いや、私にとっては重大なことなんだ。 肩つぶりがなんだ。 それよりも、かずえさんと早く結婚してたな。 だから、そのかずえさんが、留学しろって言ってくれてるんだよ。 かずえさんが? かずえさん。 かずえさん。 お将さん。 今ね、お宅、行こうとしてたところなんですよ。 え? かずえさん。 かずえは分からない。 どうしても分からないんだ。 あなたはね、かずえさん、 長江の留学に反対してくれるものとばかり思ってたんですよ。 長江はね、私の宝なんです。 あの、あれの三つの時にね、 あれの両親が、インドの成績巡礼の旅に出まして、 事故で死んだんですよ。 それから、もう、あれだけが頼みで育ててきたんですよね。 ねえ。 私はね、かずえさん、 あなたが長江と結婚して、長江が寺をついてくれるものとばかり思ってたんですよ。 ごめんなさい。 私だって、先生が好きです。 でも先生の前には、広い大きな道が開けてるんです。 先生はその道を真っ直ぐに歩いていくべきだって。 そうさせてあげなくちゃって。 私、父にそう言われたんですよ。 私もそう思います。 いや、それはね、 お父さんはまだ、いろいろな深い事情をご存知ないんですよ。 留学はね、三年ですよ。 三年間。 いや、もう私は待てない。 お世話にとってね、三年間ってのは長すぎますよ。 ほうほう、宿題を忘れたのとやってこないのと、どう違うのよ。 だからって、どうして私だけこんなところの掃除をさせられるのよ。 頭にきっちゃう。 文集? - 高島先生の作文だ。 - やっぱりみんなを集めよう。 - 何だよ、みんな集めて。何か大事な事件でもあるのかよ。 - 俺、テレビ見てたんだぞ。 - そう。 - ちょっと待ってよ。ちょっと待ってよ。 - 今、美恵ちゃんからお話があります。 - どうぞ。 - 美恵、何だよ、話して。早くしろよ。 - 私は今日、資料室の掃除をしています。 - しょうがねえだろ。 - 当然、当然。 - 当たり前。 - 私は一生懸命掃除して、これを見つけました。 - うちの学校の先輩たちの古い文集です。 - 今からその中の作文を読みます。 - 空、5年2組、長島長江。 - 長島長江って、長島先生の作文だよ。 - 長島先生? - 長島先生。